朝鮮通信使使臣の(庶子(서얼、庶孽)しょけつ)説は林麻衣子氏の卓見

 鄭敬珍著『交叉する文人世界』法政大学出版会、2020年刊を読む。

鄭氏が初めて発見したと強調する「朝鮮通信使庶蘗(しょけつ)説」(例えば、209-210頁など多数)であるが、これは失考である。これを調査不足、勉強不足、短慮というべきか。

法政大学博士論文審査時に、担当教員が指摘すればよかったと考えるが、その方々の知識欠如と雅量不足か。


なお、粛宗45年に上疏した洪致中の記事に言及すればさらに良い

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下記のように、すでに林麻衣子氏が的確に指摘している。

そして庶蘗(しょけつ)庶子(서얼、庶孽)の理解も的確である。泉澄一先生のご指導の賜物か。


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アイテムタイプ紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語日本語
キーワード関西大学, Kansai University
その他のタイトルThe Origin of the delegates in the Period of Li Dynasty of Korea
著者林 麻衣子
著者別名Hayashi Maiko
雑誌名史泉
89
ページ16 - 24
発行年1999-01-31
ISSN03869407
書誌レコードIDAN00103634
著者版フラグpublisher
出版者関西大学史学・地理学会

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