『正徳韓人筆語』:巻首「若水稲宣義問/朝鮮 李東郭/南泛叟/奇斗文/洪鏡湖/厳龍湖/答」。書写識語「嘉永三年七月 榕室山本錫夫写」。正徳元年10月及び12月、朝鮮通信使一行と稲生若水との主に本草学に関する筆談問答(10月1日筆語)と往復書簡(10月1日・12月5日付)の写し。

 『正徳韓人筆語』:巻首「若水稲宣義問/朝鮮 李東郭/南泛叟/奇斗文/洪鏡湖/厳龍湖/答」。書写識語「嘉永三年七月 榕室山本錫夫写」。正徳元年10月及び12月、朝鮮通信使一行と稲生若水との主に本草学に関する筆談問答(10月1日筆語)と往復書簡(10月1日・12月5日付)の写し。


岩瀬文庫蔵書
目録データ 和
函番号(資料番号)
31-73 
旧書名
読書室日抄 
書名
読書室日抄 (続き)  
書名ヨミ
ドクショシツニッショウ 
内容
※前カードの続き。57冊目の内容。①『雞腿児弁』:巻首「菡萏斎益夫撰」。巻末増補記事奥書「右大和本艸ノ両条者伯恭補遺之也/寛保壬戌(2年)初夏念五 南尨岸允伯恭写」。書写識語「嘉永三年七月 榕室山本錫夫再写」。『救荒本草』に見える「雞腿児」(ツチナ)及び類似の野草類についての本草解説書。漢字カナ交じり。図入り。巻末に「附」として『大和本草』を引いた増補記事あり。国書総目録に未収録。著者は伝不詳。次項参照。②『苦蕒萵苣論』:巻首「菡萏斎益夫撰」。巻頭頭書に「浪華蒹葭堂木村世肅校正」とあり。元書写識語「寛保壬戌初夏念五/南尨岸允伯恭写」。書写識語「嘉永三年七月 榕室山本錫夫写」。『救荒本草』に見える「苦蕒」(チサ)、『本草綱目』に見える「萵苣」(キシノヲ)及び同類の野草類についての本草解説書。漢字カナ交じり。図入り。木村蒹葭堂による頭注入り。国書総目録に「苦蕒萵苣之論」として国会に写本。③『サアレツフ書上』:アメリカ州に産出する薬草「サアレツフ」(人参の代わりとなるもの)の効能や形状について、丙申(安永5年)6月に長崎通事の吉雄幸作(耕牛)と今村大十郎が連名で差し出した書上と、同年7月に後藤惣左衛門(長崎町年寄か)が出島のカピタンより聴取した内容を記した書上。漢字カナ交じり。国書総目録に未収録。④『加州書上』:書写識語「嘉永三年七月 榕室山本錫夫」。元禄8年3月、ソウナ・カタノリ等の海草類についての下問に対して、能登郡十村高田村平兵衛・鰒目村太間・鵜川村六蔵・珠洲郡松波村太郎右衛門・鳳至郡宇出津村源五・高屋村長次郎が、今井源六郎・大石弥三郎連名宛にそれぞれ差し出した口上書の写し。候文体。国書総目録に未収録。⑤『漏盧攷』:巻首「東渓 斎藤憲純著」。書写識語「嘉永三年六月 榕室山本錫夫写」。薬草「漏盧(漏蘆とも)」についての考証書。漢文体。⑥『勾玉考』:巻首「洞津 谷川士清撰」。元奥書「明和丙戌(3)之歳十月/洞津谷川士清識」。書写識語「嘉永三年七月 榕室山本錫夫写」。勾玉についての考証書。漢文体。末に「石剣頭考」「臼石考」を付す。58冊目の内容。①『正徳韓人筆語』:巻首「若水稲宣義問/朝鮮 李東郭/南泛叟/奇斗文/洪鏡湖/厳龍湖/答」。書写識語「嘉永三年七月 榕室山本錫夫写」。正徳元年10月及び12月、朝鮮通信使一行と稲生若水との主に本草学に関する筆談問答(10月1日筆語)と往復書簡(10月1日・12月5日付)の写し。国書総目録に未収録。②『貝原翁答稲若水書牘別幅』:目録題「損軒答若水和牘」。元奥書「午〓{虫偏・葛}月念日 損軒」。書写識語「嘉永三年七月 榕室山本錫夫写」。ツハタカラコ・足マトヒ等、本草学に関する、稲生若水宛貝原損軒書簡の写し。漢字カナ交じり。③『怡顔斎繍毬品』:序跋等なし。植物の「繍毬」(アジサイ・テマリの類)の種々についての本草解説書。漢字カナ交じり。④『薇蓹(ママ)弁』:稽斎主人熊谷玄随慎憲甫自序。書写識語「嘉永三年六月 榕室山本錫夫写」。薬草の「薇銜」についての考証書。漢文体。図入り。⑤『鈎吻説』:巻首「熊谷玄随順之撰」。元奥書「享保十二丁未九月望日熊谷玄随順之甫謹撰」。書写識語「嘉永三年六月 榕室山本錫夫写」。薬草の「鈎吻」についての問答体の解説書。漢文体。国書総目録に未収録。⑤『百卉園用』:巻首「直海 龍撰」。元奥書末に「辛巳(宝暦11年)春三月 直海龍考」。書写識語「嘉永三年七月 榕室山本錫夫写」。松香字・七百艸・希聖艸以下、本草類を列挙して略解説を付した書。漢文体。「老君」の下問に答えたもの。国書総目録に未収録。 
旧蔵印識語
山本読書室本。 
資料所蔵機関の名称
西尾市岩瀬文庫
資料種別詳細
*本草 
大分類
1和書
和分類2
> *本草

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